スリランカの旅で出会う3つのアーユルヴェーダ解説

アーユルヴェーダパビリオンズ
人気急上昇中のアーユルヴェーダ。
本場はインドと言われていますが、最近スリランカのアーユルヴェーダが脚光を浴びています。
病院のような施設もあれば、日帰りSPAのような施設、長期滞在するリゾートまで、一言でアーユルヴェーダと言っても旅行中いろいろなアーユルヴェーダに出会います。

林旅製作所的目線でアーユルヴェーダ施設を大きく3つに分けてご紹介します。
スリランカに行く前に是非、違いをチェックしてくださいね!

①病院として利用するアーユルヴェーダ診療所

アーユルヴェーダ
スリランカ人が体調不良などで通院する病院としてのアーユルヴェーダ。
外国人の旅行者にはもっとも出会いにくく、利用しにくい施設です。
日本でいうほぼ病院です。健康な人は訪れず、基本的には病気を治すために通院します。
日本の病院と違う点は、アーユルヴェーダの教えに沿って自然のもの、ハーブなどで治療をするためゆっくりじっくり治療、もしくは治癒します。
診察代金は基本的に無料(お布施)、薬代金を支払います。
病状によっては入院することもありますが、基本的には薬をもらい病気を治します。

②SPAとして考えて欲しい日帰りアーユルヴェーダ


リフレッシュやリトリートを手軽に体験できる日帰りのアーユルヴェーダ施設です。
外国人旅行者が一番多く目にするアーユルヴェーダです。
ホテルのSPAメニューにアーユルヴェーダトリートメントがあったり、アーユルヴェーダ施設によっては2時間~3時間、ボディーマッサージ、スチームバス、シロダーラなどがパッケージになっていたりします。
こちらは①とは違い治療を目的としていません。病気に悩んでいても治療することはできず、あくまでリフレッシュ、SPA的な利用方法になります。

各施設によってアーユルヴェーダトリートメントに対する施設が違うためもう少し詳しく説明します。

日帰りアーユルヴェーダといっても各施設によってかなりスタンスが異なります。
完全にSPAと割り切ってアーユルヴェーダトリートメントを受ける施設と問診をしっかりして、ドーシャタイプによってハーブやオイルを変える日帰りだけど本格的なアーユルヴェーダが体験できる施設もあります。

スリランカ国内に急増しているSPA CEYLONは、気軽に街中やッショッピングモールでトリートメントを受けられるSPA的要素が非常に近い施設です。
ネゴンボのジャスミンヴィラやハバラナのアシュレヤアーユルヴェーダは問診ははく、アーユルヴェーダトリートメントを2~3時間、しっかり受けられる施設です。ツアーで日帰りのアーユルヴェーダトリートメントを申し込むとこちらの施設を利用します。
そして、要チェックなのが日帰りでしっかり問診してドーシャタイプによってオイルやハーブを変える施設。
日帰りで本格アーユルヴェーダを体験したい旅行者にイチオシです。
代表的な施設としてコロンボのExserendib Ayurvedaを林旅製作所ではおすすめしています。

③宿泊必須のアーユルヴェーダリゾート施設


外国人が本格アーユルヴェーダを体験できるのがアーユルヴェーダリゾート施設。
日帰りの利用は不可で宿泊をして本格的なアーユルヴェーダトリートメントを受Cることができます。
施設によっては最低宿泊日数が設けられています。えば、ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラは最低3泊以上必要、バーベリンは最低14泊(旅行会社の契約により6泊から滞在できるプランもある)。カルナカララは1泊からでも滞在ができる。
アーユルヴェーダリゾートの特徴はドクターが問診(コンサルテーション)をして、体のタイプや病気に合わせてハーブを調合したり、トリートメントの内容を決めます。
トリートメントだけではなくアーユルヴェーダの教えに沿った規則正しい生活と野菜中心の食事を提供します。
肉や魚が出てきたり、ビュッフェスタイルで好きな食材を食べることができる施設もあります。
≪アーユルヴェーダリゾートの基本的なタイムスケジュール》
早朝 ヨガ&瞑想約1時間
朝 朝食(オーガニック野菜中心)
午前 ドクターの問診&トリートメント2時間程度
昼 昼(オーガニック野菜中心)
午後 自由時間(施設によっては午後もトリートメントをおこないます)
夜 夕食(オーガニック野菜中心)
21:00~22:00 就寝

上記のスケジュールで3泊以上するとデトックス効果抜群です!
予算と時間が合えば6泊以上の滞在をおすすめしています。
持病を治したり、病気の症状を改善したい方は14泊以上がおすすめです。