スリランカのアーユルヴェーダと聞いて何を思い浮かべますか?
恐らく多くの日本人は額にオイルを垂らすシロダーラやボディーマッサージをしている姿をイメージするのではないでしょうか?
林旅製作所ではスリランカのアーユルヴェーダをわかりやすく説明するために大きく3つに分けてアーユルヴェーダをご案内しています。
①医療としてのアーユルヴェーダ
外国人旅行者にはあまり縁のないアーユルヴェーダです。
スリランカでは病気になると西洋医学の病院と伝統医療のアーユルヴェーダの病院のどちらかに診察に行きます。
医療としてのアーユルヴェーダは無料で診察を受けることができ、体調に併せたオーガニックのお薬を処方されます。
診察は無料、お薬は有料になります。
お薬は1か月分、2か月分など必要に応じて適量を受け取ります。薬の種類や症状によって費用は異なり、1か月分のお薬が大体2,000~3,000スリランカルピーになります。
マンゴーハウスのオリジナルツアーで訪れるアヌラーダプラの名医の問診はこちらの医療としてのアーユルヴェーダ体験になります。
日本の病院(西洋医学の病院)で治らない病気でお困りの方はこちらの医療としてのアーユルヴェーダをおすすめしています。
②リトリートリゾートとしてのアーユルヴェーダ
スリランカの伝統と外国人旅行者のニーズが見事にマッチしたアーユルヴェーダリゾートホテルで体験するアーユルヴェーダです。
短い滞在は3泊、長いと2~3週間ほどアーユルヴェーダリゾートに滞在して午前はアーユルヴェーダトリートメント、午後はゆっくり休みます。
食事はオーガニックのベジタブルミールが大半で施設によっては魚や鳥肉を出すこともあります。
宿泊と3食、、朝のヨガ、トリートメントが1日約2時間付いているオールインクルーシブの料金設定です。
宿泊費用としては少々割高感がありますが、3食のこだわった食事とトリートメントがついているためトータルではオールインクルーシブの料金がお得です。
ほとんどのアーユルヴェーダリゾートホテルはリトリートやデトックスする目的と治療目的の両方を選択できます。
治療目的でアーユルヴェーダリゾートを利用する場合は最低でも10泊、できれば2週間の滞在をおすすめします。
自然のものだけで治療するので時間がかかり、日本人の感覚としては治療というより治癒に近い感覚です。
肥満改善や持病の改善、パンチャカルマといった特殊なトリートメントも2週間以上の滞在をおすすめします。
林旅製作所でおすすめしているアーユルヴェーダリゾートはアーユピヤサ、アーユルヴェーダパビリオンズ、ヘリタンスアーユルヴェーダマハゲダラの3つになります。
予算重視の方にはジャスミンヴィラをおすすめしています。
③SPAとしてのアーユルヴェーダ
日帰りで気軽に体験できるアーユルヴェーダです。アーユルヴェーダというよりSPAと言った方が正確かもしれません。
30分程度のフットマッサージや1時間前後のボディーマッサージ、いくつかのトリートメントがセットになった3~4時間のアーユルヴェーダなどお客様ご自身でトリートメントの内容を選びます。
こちらのアーユルヴェーダはリフレッシュすることに重点が置かれています。
例えば、ドクターが問診をしてドーシャを確認して体の体質にあったオイルでマッサージをする、ということはなく、誰でも同じオイルを使ったりマッサージをします。
最近では日帰りアーユルヴェーダトリートメントでも問診をして体の体質を説明し、食事や生活習慣改善の説明を受けることができます本格的な施設も増えてきました。
ただ一般的にはアーユルヴェーダで病気を治す!というトリートメントではありませんのであくまでリラックスするためにご利用ください。
まとめ/ご注意事項
大きく分けて3つのアーユルヴェーダをご紹介しました。
皆様の旅に合ったアーユルヴェーダを選んでくださいね。もしご希望があればお客様にぴったりのアーユルヴェーダをツアーに組み込みオリジナルツアーをご提案します。
お客様によりわかりやすく説明してご自身にピッタリのアーユルヴェーダトリートメントを受けて欲しいという思いでスリランカのアーユルヴェーダを3つに分けました。
学術的根拠やこれが絶対正しいということではなく、林旅製作所のスタッフがスリランカのアーユルヴェーダを実際に体験し、インドや他国のスパや伝統医療も実際に受けた体験も踏まえてできる限りわかりやすくご案内しています。
こちらのページを参考にしていただきより深くアーユルヴェーダを知りたい方はアーユルヴェーダ専門の学校や施設にご相談ください。
よい旅を!!!