アーグラの日帰り観光でよく利用されるインドの急行列車「シャタブディエキスプレス」インドでは珍しい指定座席の列車。インドの列車は距離が長く列車に乗っている時間も長いことから、昼間は座席として利用して夜はベットになるタイプの寝台列車が圧倒的に多い。
シャタブディエキスプレスの特徴は3つ。
・エアコン付きの座席指定
・ミネラルウォーター・チャイ・朝食付き
・他の列車に比べて停車駅が少なく早く目的地に到着する
またシャタブディエキスプレスは2等座席と1等座席があります。2等は2列、3列の座席(日本の新幹線の座席の感覚です)、1等座席はゆったりして2列2列の座席。1等座席は1車両しかないことが多く、座席数が少ないので注意しましょう。
インドの列車の旅はいつもここから始まる「ニューデリーステーション」。クラクションが鳴り響く、人と車とリキシャがごった返し。インドらしさを満喫して駅の中へ。
ニューデリー駅発のシャタブディエキスプレスは始発がほとんどなので早く行っても列車が停車していることが多い。荷物のチェックや座席を探すのに時間がかかるので出発の1時間前までには駅に到着して30分前までにはプラットフォームにいると安心。
2等座席の車内。2列席か3列席かは選べない。予約時に自動的に振り分けられる。スーツケースがあるときは荷物置き場が極端に少ないので早めに車内に入りスーツケースを上の棚に置かないとスペースがなくなります。
出発して落ち着くと無料のチャイが出てきます。黄色いポットにお湯が入っていて大体2杯ぐらい飲めます。
シャタブディエキスプレスの朝食。駅弁というより給食!?意外とおいしい。ベジミールとノンベジミールを選べるのがインドらしい。
約4時間ほどで目的地のデヘラドゥンへ到着。今回はナヴダーニャ農園を訪れる視察のため観光客には無名の駅で下車。外国人観光客の99%は終点のハリドワールまで行き、ハリドワールからヨガの聖地、リシケシュへ向かいます。
出発するまで早めに駅に到着しないといけないことなど考えると車でもシャタブディエキスプレスでもそれほど移動時間は変わりません。足元が車よりゆったりしていることとインドのローカルな旅情が楽しめるのが最大のポイント。車移動では味わえない一味違った体験が楽しめます。