チベタンエリアでも知られているデヘラドゥン。チベット医学の診療所メンチーカン(Men Tsee Khang)を探しに行きました。デヘラドゥンの町全体がチベットっぽい雰囲気だと予想していたら見事に外れ。インドの普通の町で、ピンポイントでチベット人が住むエリアがあります。
チベタンエリア目印の門。ここからがチベタンエリアです。
チベットっぽいお店は1件のみで、もう少しチベット人の商店街を期待していたので残念。
門の外にチベット医学の診療所メンチーカンを発見。診察をしていたので中に入って話ができないか交渉しました。メンチーカンを探していた理由はお客様がハーブに興味があり、メンチーカンに行けばハーブの情報が得られるかハーブを販売しているかもと期待していました。
ハーブは残念ながら見つかりませんでしたがメンチーカンっで販売しているハーブティ―やシャンプーといった処方箋なしでも購入できる製品を購入。ドクターがとても優しい方で本来入ることができないチベタンの居住区を案内していただきました。偶然の出会いに感謝!
メンチーカンの横にある細い裏道を進むと小さな入口があり、入口をくぐるとチベタンの町が広がっていました。不思議の国のアリスになったような気分で町の中に侵入。
ドクターの後についていってある建物に入ると中は工房になっていてチベタンの若者がトンボ玉をつくっていました。ベネチアングラスかはわかりませんが最高級のガラスをイタリアから輸入し、トンボ玉を作成してからフランスなどヨーロッパ各地に輸出するそうです。チベット難民の貴重な収入源のひとつになっていて技術を習いたい若者は無給無料で指導します。技術をマスターして仕事ができるようになると少しずつ給料が払われるシステムになっています。
あおむしやきれいな凝った柄のトンボ玉、ヨーロッパでは1つ1,000円前後で販売されるそうです。日本のトンボ玉もインターネットで研究していて、とてもきれいでデザインの参考にしている、と先生は力説していました。