apsiが大変お世話になっているインド人の親族が中心となって運営している孤児院AYUDHAMを視察しました。お客様がいつかインドに孤児院を建てたい、支援をしたいというご希望がありAYUDHAMをお客様と一緒に視察させていただきました。
広々とした敷地にしっかりした建物が並んでいます。社会福祉が日本より数段進んでいるインド。インド文化の根底には「共生、共存」という意識が強いのかもしれません。AYUDHAMはシーク教一族が中心となり個人の寄付で土地、建物、日々の運営をしております。シーク教は勤勉な人が多いことがよく知られていて、ビジネスの世界で成功するする方も多数いらっしゃいます。
彼らは「NEXT LIFE(来世)」を信じており、現世で成功すると来世のために寄付をします。インド各地になる立派シーク教寺院はすべて寄付で建てられています。ビジネスで成功して、裕福になると恵まれない人々に寄付をするシステムは宗教観をどうこう言う以前に素晴らしいことですね。
学校から帰ってきて元気いっぱいの笑顔を見せる子供たち。インド特有の問題で、誰でも困っている子供たちを受け入れることができないそうです。AYUDHAMに入るためにかなり細かいチェックがあります。本人がAYUDHAMで生活したいと言っても本人やまわりの同意が得られないとたとえよいことをしたいと思っても「子供の誘拐」になってしまいます。
AYUDHAMは元々、身寄りのいないご年配の方が終の棲家として住む施設でした。施設に住む方がより活き活きと生きるために、子供がいたほうがよいという意見があり養護施設と孤児院が一緒になりました。現在、おじいちゃん、おばあちゃんと孤児院の子供たちが一緒に生活をしています。アメリカに在住していたおじいちゃんが子供たちに英語を教えるなどおじいちゃん、おばあちゃんたちの特技を子供たちに教えています。子供たちは本場の英語を学ぶ貴重な場になり、おじいちゃん、おばあちゃんもやりがいを感じて好循環が生まれる。孫ができたような喜びを味わえる素敵なアイデア。
立派な食堂も併設していて、学校の食堂のようでした。毎日3食しっかりご飯を食べています。今回、ランチをご馳走になりました。あまりのおいしさにびっくりしました。
孤児院の子供たちにと日本から文房具をプレゼント。きれいにラッピングをして、男の子用、女の子用に分けてプレゼントを渡しました。こ勉強がんばってね!!!
最後は孤児院の子供たち、お客様と記念撮影。
孤児院と言っても、今日明日の生活に困るような施設もあれば今回視察したような寄付金がしっかり集まり運営も盤石の孤児院もあります。今回は知り合いが中心メンバーになっているというご縁もありしっかり運営できている孤児院、AYUDHAMを視察させていただきました。視察にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。