マハラジャの一族が今も住むインド宮殿ホテルの最高峰☆『Umaid Bhawan Palace Hotel』


インドに数多ある宮殿ホテルの中でも最高峰と呼ばれているのがブルーシティジョドプールにある「ウマイド・バワン パレス ホテル」。2016年トリップアドバイザーの世界で泊まりたいホテルの1位に選ばれたホテルです。多分、インドで唯一マハラジャの一族が今も住んでいる宮殿ホテルではないでしょうか?
マハラジャの一族が住む宮殿ホテルにマハラジャのゲストとして迎え入れてくれるようなホスピタリティも魅力です。

マハラジャと言えば、税の限りを尽くしてインドの王様、というイメージが強いですが、富を自分のためではなく市民のために使うこともありました。特にジョドプールのマハラジャ・ウマイド・シンはこの宮殿ホテルを1929年に着工して、干ばつの際に職業が無くならないように雇用安のために建設された言わば公共事業でした。15年の年月をかけて3,000人の市民を雇用し続けた一大事業だったのです。
マハラジャの称号を剥奪された現在もジョドプールの市民は敬意と愛を込めてウマイド・バワンに住む一族を今でもマハラジャと呼んでいます。

実際に宿泊してみて地元で採用されているスタッフが多いを感じる場面が多くありました。地元市民が愛するマハラジャのために一生懸命働いている姿はゲストとしてとてもうれしい。外観だけが立派なホテルは好みではなく、外観も素晴らしく、スタッフもそのホテルを心から愛していることが言葉が通じなくても態度でわかるようなホテルが大好きです。

では前置きはこれぐらいにしてウマイド・バワン パレス ホテルに泊まった感想と写真をご紹介します。



ホテルに入るアプローチがすでにマハラジャ気分です♪こういう演出はグッときますね。
ロビーというより国会のようなホールでチェックインをしているとラージャスターンの民族舞踊で歓迎してくれました。



ソファが古き良きマハラジャの時代を彷彿とさせます。今このデザインのソファは作ろうと思ってもなかなか作れません。笑


鍵もテンションが上がる重みを感じるデザイン♪


さて、ここはどこだと思いますか?私はびっくりしました。


正解は、なんと男性用イレです。女性トイレがサロンのようになっているのは聞いたことがありますが、男性のトイレがここまでくつろげるようになっているのはウマイド・バワンパレスが初めてかもしれません。


トイレで部屋に入った気分でいましたが実際の部屋はこちら。


室内のスリッパもマハラジャっぽい!!!

ウマイド・バワン・パレスで食事をするなら一度は絶対に食べて欲しいレストランが「Pillars」。ズバリ『柱』。
その名の通りのレストランです。


はいこちら!わからないですね。笑
ズームで寄ってみましょう。



こんなところがレストランになっています。いやはや、やるなインドの宮殿ホテル♪
スタッフが1本1本丁寧にナイフをフォークを置いているのがとても印象的でした。大事にされていると思う瞬間でもあります。



ロマンチックな夕食がおすすめです。
味はもう言わずもかな。絶品ですよ!!!!!チキンカレーうますぎるでしょ!こんなところでもチキンカレーを注文してしまう庶民派の自分が嫌いではありません。笑



ロマンチックなのはレストランだけではありません。宮殿ホテル内もなんともいえない凛とした雰囲気に包まれます。宿泊者だけの特権ですね。


そしてウマイド・バワン パレスに泊まるときはここもマストで訪れて欲しい場所がこちら『トロフィーバー』。オトナの時間です。宮殿ホテルでおいしいワインとか飲みたいですよね。髙いけど飲んでください。どこかで聞いたことがありますが、日本人はホテルで全くお金を使わないそうです。勿体ないですよー。こういうところで高いお酒を飲んで雰囲気を楽しんでください。
こちらのトロフィーバー、たまにマハラジャの一族も飲みに来るという噂です。(本当かな?)


部屋に戻ってみるとお風呂がこんなになってる~。ちょっとわかりにくいけどあわあわと花びらであとはお湯を入れるとあわかわお風呂の出来上がり。マハラジャのおもてなし恐るべし!
ウマイド・バワン パレスに完全に恋に落ちました。こういうさりげない演出って大切ですね~♪


朝食もPillarsでいただきます。宮殿ホテルにしてはビュッフェがショボくないか?と思っていましたら、アラカルトで3つの内からすきな朝食(ホットミール)を選んでサラダやチーズなどコールドミールがビュッフェでした。
もう完敗です。朝食がブッフェだけだと思ってサラダとチーズたくさん食べ過ぎましたよ。


朝食を食べているとタブラ奏者が心地よいインドの音楽を奏でてくれました。インドの宮殿ホテルは視覚だけではなく、音や匂いでもゲストを楽しませてくれます。

チェックアウトまではホテルを探検。探検大好きです♪


上からロビーを見てみる。正に宮殿。



雨の少ない砂漠エリアだからこそこの庭を見ると贅沢だと感じてしまいます。
プールがあったのですが、利用者がいて撮影不可だったので、プールの写真はありません。


探検していて発見!外にあるプールとは別に地下にもプールがあります。マハラジャの一族が一目が気にならないように地下にプールを作ったのでしょうか?謎です。



ウマイド・バワン パレスのスパ『JIVA SPA』


思う存分ウマイド・バワン パレスを満喫しました。ダンニャバード♪

ウマイド・バワン パレスはマハラジャのレジデンスエリア、博物館エリア、ホテルエリアの3つに分かれています。宿泊者は博物館エリアに無料で入場できます。レジデンスエリアはマハラジャの一族しか入れない居住エリア。いつか行ってみたいなぁ。

場所も行きにくい、部屋も取りにくい、料金も高い。でも、障害があるからこそ燃えて欲しいし、いろいろな障害を乗り越えて、一生に一度は泊まって欲しいホテルです。