森と一体化したジェフリー・バワの傑作『ヘリタンス カンダラマ／Heritance Kandalama』に泊まる前に知っておきたいこと

スリランカのバワ建築ホテルの中で最も人気が高い『ヘリタンス カンダラマ』。バワ建築のホテルとしては珍しく、というか唯一海沿いではなく、森にあります。森と一体になった摩訶不思議な外観。オープンした1994年は間違いなく違う外観だったはず。何十年と時を重ねてきっとバワが想像していたかたちになったと思うと改めてバワの偉大さを感じます。

ヘリタンス・カンダラマに宿泊する前に知っておきたい情報やおすすめの過ごし方などまとめました。部屋のカテゴリーはわかりにくいので要チェック♪
サービスや設備の違いを理解した上で自分にピッタリの部屋を予約しましょう！

部屋のカテゴリー

《ダンブッラウイング》
・スーペリア（52部屋）
フロア：2・3・4階。最もベーシックな部屋。シャワーのみ。景観はあまり期待できません。カンダラマ湖とは逆に窓がある部屋もあります。

・パノラミック（22部屋）
フロア：5・6階。部屋はスーペリアと同じで窓からの景色が違います。カンダラマ湖がきれいに見えます。上層階確約。
スーペリアとパノラミックのフォトギャラリーはこちら

・スイート（ダンブッラウイング・シーギリヤウイング合わせて12部屋）
小さいリビングがあります。ジャグジーとシャワーが別についています。
スイートのフォトギャラリーはこちら

・ラグジュアリースイート（2部屋）
フロア：7階。食事ができるテーブルがあるかなり広めのスイート。カンダラマ湖とは逆に窓があります。

・ラグジュアリーパノラミックスイート（2部屋）
フロア：7階。食事ができるテーブルがあるかなり広めのスイート。部屋の窓からカンダラマ湖の景色がきれいです。
ラグジュアリースイート・ラグジュアリーパノラミックスイートのフォトギャラリーはこちら

《シーギリヤウイング》
・ラグジュアリー（30部屋）
フロア：2・3階。部屋のサイズはスーペリアと同じ。バスタブとシャワーが別についています。
ラグジュアリーの部屋の写真はこちら

・デラックス（30部屋）
フロア：4・5階。部屋のサイズはスーペリアと同じ。ジャグジーとシャワーが別についています。
ツタがお生い茂っていない時期で晴れていればシーギリヤロックが遠めに見えるかも！？
デラックスの部屋の写真はこちら

・スイート（ダンブッラウイング・シーギリヤウイング合わせて12部屋）
フロア：2・3・4・5階の16,17,18番。
小さいリビングがあります。ジャグジーとシャワーが別についています。
スイートの部屋の写真はこちら

・ロイヤルスイート（1部屋）
フロア：5階
ヘリタンスカンダラマで一番ゴージャスな部屋。

参考までに・・・。
フロントは5階（シーギリヤウイングとダンブッラウイングの間）、レストランはシーギリヤウイング6階、SPAはシーギリヤウイング6階にあります。

ヘリタンス・カンダラマの部屋のカテゴリーはまず2つのウイング「ダンブッラウイング」とシーギリヤウイング」に分かれています。さらに部屋から見える景色や水回りのタイプ（シャワー・バスタブ・ジャグジー）によってさらにカテゴリーが分かれています。
ダンブッラウィングのカンダラマ湖の景観がよい部屋には「パノラミック」という名前が部屋についていてちょっと割高（大体1部屋１泊数千円）になります。室内の設備は同じです。景観重視の人はパノラミックを指定した方が無難です。
スイートは数種類のカテゴリーがあります。部屋でミーティングをしたいなど特殊な利用方法を除き、観光で宿泊するなら普通のシーギリヤウイングのスイートをおすすめします。

観光で利用しそうなカテゴリーは「スーペリア（パノラミック）」「ラグジュアリー」「デラックス」の3つ。大きな違いは水回り。スーペリアはシャワーのみでバスタブがありません。ラグジュアリーはバスタブがあります。デラックスムはジャグジーがあります。ラグジュアリーよりデラックスの方がランクが上なので注意しましょう。

カテゴリーのランクは
スーペリア＜パノラミック＜ラグジュアリー＜デラックス＜スイート
です！

とにかくリーズナブルに泊まりたい人はスーペリアルーム（部屋指定なし）。
バワ建築を堪能したい人はジャグジー付きのデラックスクラスがイチオシ。
バワが好んで採用したツタが覆いかぶさっているのでシーギリヤウイングは上層階でも景色が見えなかったり、シーギリヤウイングでもシーギリヤロックが見えなかったりします。

レストラン／カフェ

ヘリタンスカンダラマには２つのレストランと２つのカフェ、１つのバーがあります。
チェックインン後のウェルカムドリンクはインフィニティプールがよく見えるラウンジでいただきます。ここでハイティやサンドウィッチなどの軽食を楽しんでいる人もいます。
朝食と夕食のビュッフェは6階のカンチャナレストラン（KANCHANA RESTAURANT）。
夜はカチチャンバー（KACHCHAN BAR）
アラカルトレストランのカルディアレストラン（KALUDIA RESTAURANT）は2018年3月に訪れたときはクローズしていました。
ソファでゆったりできるカンチャナラウンジは夜カンチャナレストランで紅茶やコーヒーが注文でないため夕食後、ゆっくり紅茶を飲む人はカンチャナラウンジを利用します。朝食はカンチャナレストランで無料の紅茶とコーヒーのサービスがあります。
レストラン・カフェ・バーフォトギャラリーはこちら

Spa

ヘリタンスカンダラマのSpaは何度かハンドリングする会社が変わり、2018年3月現在Coco Spaが運営しています。
営業時間は09:00～21:00まで。観光後にSpaをして夕食か朝食後チェックアウトまでSpaをするか悩むところです。
Coco Spaはガッチリ本格アーユルヴェーダではないので、アーユルヴェーダを体験するならSpaではなくアーユルヴェーダ専門の施設がおすすめです。
参考までにCoco Spaの旗艦店はコロンボ郊外のクラシックホテル「マウント・ラヴィニアホテル」内にあるCoco Spaです。

ヘリタンスカンダラマSpaサイト
http://www.heritancehotels.com/kandalama/bliss.html

1泊2日パーフェクトプラン♪

1泊2日と言っておきながら、可能であれば2泊以上して欲しいホテルです。
時間や予算の都合で1泊の人はこんなプランはいかがでしょうか？
≪1日目≫
チェックイン　14：00
観光よりホテルの滞在時間を重視！14：00までに観光を終えましょう。
14：00～19：00
ホテルでのんびり滞在、インフィニティプールでくつろいだりカフェでまったりするのがGOODです。
ホテル散策約1～2時間。せっかくなので端から端まで歩いてください。
19：00～21：00　ゆっくり夕食。
21：00～　オトナの時間。カンチャナバーでお酒を飲みながらくつろぐ
就寝
≪2日目≫
早朝　日の出前に起きてインフィニティプール横の岩場で小鳥のさえずりと聞いてください。贅沢な時間。
06：00～06：30　ホテルから徒歩2分ぐらいでカンダラマ湖に行くことができます。楽園のような風景の中散策しましょう。カンダラマ湖からヘリタンスカンダラマをみると森に埋もれているのがよくわかります。
06：30～08：00　朝食
09：00～　SPAがオープンするのでSPAでまったり
11:00～12：00　チェックアウト